デジタルマーケティング業界を転職、新卒入社に向け徹底解説

2021/08/22

デジタルマーケティング

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デジタルマーケティング業界を転職、新卒入社に向け徹底解説

マーケティング活動において、ますます重要性を帯びるデジタルマーケティング。

この記事では、デジタルマーケティングに転職したいけど、どういう会社がよいか検討している方に向けて、デジタルマーケティング業界を解説します。

デジタルマーケティングとはどういうことをやるのか?という記事は以下で解説していますので、こちらも参考にしてみてください。」

本記事の内容

  • デジタルマーケティング業界のプレイヤー
  • デジタルマーケティングの今後の展望
  • 業界未経験者におすすめのプレイヤーは?

デジタルマーケティング業界のプレイヤー

デジタルマーケティングと一言で言っても多種多様な会社が存在しています。

この記事では、大きく5つのプレイヤーに分けて、デジタルマーケティング業界を紹介できればと思います。

デジタルマーケティング業界のプレイヤー

  • クライアント
  • 広告代理店、コンサルティング
  • コンテンツ制作
  • テクノロジーベンダー
  • メディア
  • 調査

クライアント

実際にデジタルマーケティングをおこなう会社です。

マーケティングにかける予算を決定し、代理店やコンサルティング会社と話ながら、施策を決定します。デジタルマーケティング業界に関わる人が最も羨むポジションであり、デジタルマーケティングに関わる他の会社からの転職も多いのが特徴です。

代理店、コンサルティング

クライアントの要望に応え、実際にデジタルマーケティングの施策を実行していく会社です。

ほとんどの場合、制作会社やテクノロジーベンダー、メディア、調査会社といった協力会社に業務の委託を行い、その発注の管理やマーケティング効果の検証を行います。最近ではインハウス化という流れができてきており、クライアント側が代理店がおこなっていた機能を自前でもってしまうケースも増えてきています

コンテンツ制作

マーケティング活動に必要なホームページの制作や、動画や画像などをおこなうだけでなく、時にはその保守もおこないます。

マーケティングや広告と聞いて真っ先に思い浮かぶのはこの企業かもしれませんね。クリエイティビティを発揮し、社会に最も影響を与えやすいのもこの業界になります。

一方で、いままでコンテンツ制作会社が担っていた業務はテクノロジーベンダーが開発したツールによって簡単に作成できるようになってきています。例えば、CMで放映されている簡単に動画を作成できるツールなどがこれに当たります

テクノロジーベンダー

企業のマーケティングを助けるため、多くのツールが開発されてきています。そういったツールを作り販売するのが、このテクノロジーベンダーになります。

例えば、最近テレビCMをおこなっているマーケティングオートメーションツールや広告取引を自動化するようなツールなどがあります。これらの企業はカオスマップでよく表現されるように、雨後の竹のように新しい企業が現れており、競争も激しくなってきています。

メディア

企業の広告を実際に掲載する企業となります。例えば、ヤフーやLINE、FacebookやGoogleなどの巨大企業が活躍しています。

巨大企業はテクノロジーベンダー企業も兼ねているケースも多く、デジタルマーケティング以外にも様々なビジネスを手掛けているのも特徴で、様々なインターネットビジネスが学べ、社内で他のビジネスにもチャレンジすることも可能です。

中小規模のメディア企業は自社メディアのコンテンツ制作から広告販売までたづさわることが可能で、面白みも大きですが、収益の伸びが踊り場に来ており、次なる収益源を探している企業が多いです。

調査

デジタルマーケティング業界と聞いて、なかなか浮かびづらい企業がこの調査会社となるかと思います。

調査言っても様々あり、市場調査、競合調査、広告成果調査など様々な調査があります。業界を公平かつ正確に評価することで、業界内で最もマーケティングを知っている企業であると言っても過言ではありません。

デジタルマーケティングの今後の展望

デジタルマーケティングの必要性はますます高まっています。その理由としては、他メディアと比較しインターネットから情報を入手する機会が非常に多くなったからです。

実際にこの10年間で1人に1台スマートフォンが普及する一方で、新聞、雑誌の販売数とテレビの視聴時間は減少しています。

このようにデジタルマーケティング業界は拡大していくと思われますが、

一方で、過去のマーケティングと異なり、業界自体も変化してきているため、就職にはその点を抑える必要があります。


ここでは最近のデジタルマーケティング業界のトレンドを(変化)を3つ紹介したいと思います。

1)インハウス化

業界プレーヤーでも触れましたが、マーケティングのインハウス化が進んできています。その理由は今まで以上に情報に溢れているということが挙げられます。

いままではマーケティング活動はどうすればいいのか?専門会社である代理店やコンサルティングと相談する必要がありましたが、いまだとそういった情報はわりと簡単に手に入ります。

また、次の項目でもお伝えするツール化によって、ますますデジタルマーケティング活動に関わる作業は簡単になってきています。

これにより、代理店やコンサルティング会社を入れずに、クライアント企業内部でデジタルマーケティングをおこなう企業が増えています。

2)ツール化

多くのテクノロジーベンダーの登場によって、さまざまなマーケティングツールが開発されてきています。動画や画像を簡単に安く作ることができる、Eメールを顧客の常用に応じて出し分けることができる、簡単にホームページを作ることができる、簡単にさまざまなメディアの広告を買うことができるなど、いままで代店や制作会社がやってきたようなことをツールを用いてできるようになってきています。

3)メディアの変化

インターネットのメディアは常に変化しています。ポータルサイトから始まり、価格比較サイトやQ&Aサイトの登場、その後、キュレーションサイトやSNSが誕生してきました。

それに応じて企業のマーケティング活動も変化してきています。最近では「note」など個人や企業の情報発信の場が人気を集めてきており、クライアントはこのような新しいメディアに対応していかないといけないと共に、様々なプレイヤーがビジネスチャンスを伺っていると言えます。


以上のように、デジタルマーケティング業界は変化してきており、就職の際はこの変化を理解した上で、企業を選択していく必要があります。

業界未経験者におすすめは?

理系であれば、研究、ツールの開発ができるテクノロジーベンダー一択ですが、文系であれば調査会社がおすすめです。

調査会社がおすすめである理由は、デジタルマーケティング業界を最もよく知れる立場にあるからです。特に複雑さを増すデジタルマーケティング業界でどんな施策が効くのかを公平に調査でき、知れるという点は他の企業に転職する際に大きな武器になるでしょう。

そのため、調査会社でデジタルマーケティングを学ぶと、代理店やコンサルティング、クライアントへの転職も容易で、将来他の企業に行こうと思った際も希望通りのところに行ける可能性が高くなります。

たしかにデジタルマーケティングというと、代理店や制作会社がもっともデジタルマーケティングのイメージに近いかと思います。

またメディア企業も有名な大企業が揃っており、仕事の内容も魅力的に見えます。

しかし、代理店や制作会社はインハウス化の波によって、業績は厳しさを増していくことが想定されますし、メディア企業はメディア事業以外の収益拡大を目指しており、メディア事業はもはや会社の戦略事業とは言えなくなってきています。

その点、調査企業は引き続き需要は顕在で、他社にも転職しやすいという点で初めてこの業界で働くといった方におすすめの企業です。


本記事は以上となります。いかがでしたでしょうか?

デジタルマーケティング業界を体系的に理解し、ぜひ自分にあった企業を見つけていただければと思います。


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