人工知能(AI)ビジネス活用例

2021/05/02

先進IT技術情報

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人工知能(AI)ビジネス活用例


はじめに

昨今、発展を遂げている人工知能系の技術ですが、実際にどのようにビジネスに役立ったいるのでしょうか?この記事では実際にビジネス化できているAI活用例について見ていきます。

自然言語系

もっとも人工知能らしい機能というと人間の言葉を理解し、なにかしら反応があるところにあると考える方も多いはず。ここでは人間の言葉を理解し、何かアクションを起こすことでビジネスとして役立っているサービスを紹介します。

チャットボット

人間の言葉を完全に理解し、人間と同じように反応をするまでには至っていないですが、ある程度の条件下であれば、適切な反応が返せるようになってきています。主にビジネスの現場ではコールセンターや問い合わせへの返答の際に利用されてきており、一部の業務をAIに任せることによって企業のコスト削減に貢献しています。また、昨今ではコロナウイルスの蔓延により出勤を促すことが難しくなっているなか、AIにより人の手を介さずに問合せ返答ができるという点で重宝されてきています。

主なサービス
OKBIZ. for AI ChatBot(株式会社オウケイウェイヴ)

Zendesk(Zendesk, Inc.)

AI Messenger Chatbot(株式会社AI Shift)

翻訳、通訳

人類の悲願でもある言語の壁をなくし、相互にコミュニケーションを可能にしたサービスも展開されてきています。文字を入力した翻訳だけではなく、音声入力/出力での翻訳やより複雑な音声、文章でも翻訳が可能となってきており、今後は言語の違いを全く感じさせない商品が出てくるかもですね。またこの分野のサービスはGoogleや他大手プラットフォームも手掛けており、無料で提供されているサービスも多いのが特徴です。無料で大手プラットフォーマーが提供していることで、ビジネスとして成り立たせるためには一工夫必要な領域です。

主なサービス
ポケトーク(ソースネクスト株式会社)

ロゼッタ(株式会社ロゼッタ)

画像認識系

この画像認識分野もディープラーニングのCNNという技術によって大きく発展してきました。現在この分野で最も注目されているのが、自動運転技術ですが、まだまだ発展途上と行った状況です。一方で、完全な自動運転は実現せずとも運転補助を行うような技術も出てきています。また、セキュリティの観点では顔認証技術を採用し、パスワードの代わりや社員証の代わりに利用しているような企業も出てきています。

運転補助技術

まさに夢の技術ですが、まだまだ発展途上で、運転補助を行うにとどまっています。完全な自動運転の実現には、法律の整備だけではなく、通信を行う際のセキュリティ、カメラ/レーダーなどのハード面の堅牢性、事故を起こさないというサービスレベルの実現など課題はたくさんあり、まだまだ時間はかかるかと思います。この分野のプレーヤーは大手自動車メーカーと大手ITプラットフォーマーになりますが、これらの企業のサプライヤーとして多くの会社が活躍しています。

Monet Techonologies


Zoox

顔認証技術

画像認識技術をセキュリティとして利用しようとするサービスは現在広く利用されてきています。スマートフォンのロック解除などにも利用されており、馴染み深い技術となります。

NEC

予測、予想系

AIに膨大な量のデータを渡すことで、将来のことを予測、予想させようという試みも広く行われています。広義に捉えると、将棋や囲碁でプロ棋士と対戦し、勝利をおさめているようなAIもこのジャンルに入ります。ビジネス的な観点だと、将来を見通すことで手っ取り早くお金を設けることができる金融系の分野でこの技術の発展が期待されています。

ウェルスナビ(ウェルスナビ株式会社)

FOLIO(株式会社FOLIO)

金融系以外にもWebコンテンツを最適化させ広告ビジネスや関連ビジネスをグロースさせるようなレコメンドサービスも様々提供されています。

Rtoaster(株式会社ブレインパッド)

さいごに

いかがでしたでしょうか?今回は人工知能をもちいてビジネス化されてるサービスについてまとめてみました。今回紹介したこと以外にもさまざまな分野でAIが使われ始めてきています。
私的にもっとも注目しているのは、自動運転分野と翻訳系の分野です。はやくもっと便利な時代がくればなと思います。


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